スターライトステージ_プロローグ

 
最終更新日時:
story by 佐島但馬


6月26日 15:00 - 6月29日 22:59

開始前

夢見ていた世界を
離れることにした少女。

彼女に訪れる出来事とは――?

オープニング


(プレイヤー名)が眼を開けると立派なビルが立ち並んでいる。
街路樹の脇の車道には車が颯爽と走り抜けていた。
どうやら新しい世界に来たようだ。

その時、ドンと衝撃が走る。
誰かにぶつかったようだ。
目の前を見れば少女が倒れている。
驚いて少女の方を見ると、少女はあたふたと立ち上がって言った。

「ああ、ごめんなさいっ!大丈夫ですか?」

(プレイヤー名)が立ち上がって大丈夫だと伝えると、あせったような様子で少女は話す。

「私、セナって言います。実は追われていて……。逃げなくちゃいけなくて……!」

――追われている?

悪い奴が来るのかと不審そうな表情を浮かべると、セナは顔を横に振った。

「追ってくるのはマネージャーのミサキさんなの……。私、新人のアイドルだったんだけど……。アイドルを辞めようと思っていて事務所に置手紙を置いてきたの!」

セナは少し寂しそうな表情で呟き、周囲を見渡すと慌てて言葉を続けた。

「あっ。ミサキさんが近づいてきた……!あの、お願い!友達のふりをして一緒にきてくれませんか?友達がそばにいればミサキさんも追いかけるのを諦めてくれるかもしれないし!えっと……ダメですか?」

セナの必死な顔に(プレイヤー名)は仕方なく頷き、一緒に逃げることにしたのだった。

街を逃げまわる!

ミサキさんから逃げなくちゃ……。
捕まったら絶対に私を引きとめてくるもの。

とりあえず500km位行けば大丈夫かな……。

そうそう、これ、預かってもらってもいいですか?
実は、私の私服が入ってるバッグなんです。


ホームメモリー・バッグを1個手に入れました

それじゃあ、行きましょう……!

街を逃げまわる!

エピローグ


(プレイヤー名)と共にミサキから逃げ回っていたセナだったが、覚悟を決めて向き合うことにした。

ミサキさん……。ごめんなさい!黙って逃げたりして」
「もう……。速すぎるって……!」

ミサキは息を整えるとセナを見つめて言った。

「辞める前に私の話を聞くべきでしょ?あなたのためにチャンスを掴んできたんだから!」
「チャンス?」

セナは不思議そうな表情でミサキを見つめる。

「そう。とある場所で開かれる夏フェスのね。とりあえず書類審査は通したから!」

「ええっ!夏フェス……。そんなところにこんな無名の私が?」
「あらゆるコネをつかったのよ。入り込むのホントに大変だったんだから……」

ミサキは首を横に振りながら言葉を続けた。

「まあ、もちろんフェスに出るのもオーディションがあるから、正式出場はそれに受かればだけどね……」

ミサキさん、私なんかのためにそこまで……」
「マネージャーが担当アイドルに命懸けるのは当たり前でしょ?で、どうするの……最後のチャンスに賭けてみない?」

セナは静かに頷いた。

ミサキさん、ありがとう……。誰も私の歌なんて興味ないと思っていたから嬉しい。……最後のチャンス、頑張ってみる!」

その時、空から何かの声が聞こえた。
(プレイヤー名)たちが驚いて上を見上げると、翼の生えた少女がセナの方を見つめていた。

驚くセナの方に向かって少女は静かに舞い降りてくるのだった。


決意を固めた少女の前に
降り立った者とは――?
 6/30 15:00 - 7/2 22:59

開始前

決意を固めた少女の前に
降り立った者とは――?

オープニング


翼の生えた少女はセナを見つめると呟く。

「アルティメット・フェスに出る人の子はあなたね……。書類選考でこの私が落とされて、まさかの人の子とは……!」

セナは驚いて声を発することができない。

「て、て、天使、さん?」
「そう。私はファモニー……。天界の完璧なる歌手!その私を差し置いて、あなたが受かるのはどうして!?」

ファモニーセナの間に割って入るようにミサキが叫んだ。

「決まってるでしょう!セナの持つポテンシャルが評価されたのよ!もちろん、マネージャーの力もあるけど」
「なるほど……。ポテンシャルとマネージャーの力……。私のマネージャーだって負けてないはずなのに……」
「それなら、あなたのポテンシャルが問題だったんじゃない?」

ミサキの言葉にファモニーは腕を組む。

「た、確かに……。上手すぎて隙がないと言われるわ……。でも、だからって人の子に負けるなんてありえない!セナ!私と歌で勝負して欲しいの!」
「わ、私と?」

するとミサキも不敵に微笑んで言った。

「面白いじゃない。セナ、見せてあげなさい!歌に対するあなたの気持ちを!」

セナは有無を言わさず、ミサキからマイクを手渡されたのだった。

歌に向き合う

ここで歌を歌えばアイドルとしての自信がでるかも……。
乗り越えなくちゃ……。

歌に向き合う

エピローグ


「なるほど……。そういうこと」

1人小さく頷くファモニーセナは心配そうな顔で尋ねる。

「えっと……私の歌、駄目でしたか?」
「そうね……。完成はされていない。でも、未完成だからこそ感じられる力強い何かがあるわ……!これが私に足りなかったものなのね。完璧だから誰かの心を打つってわけじゃないのね……」

ファモニーは呟くとセナに向かって微笑んだ。

「ありがとう、セナ……。アルティメット・フェスでも頑張って!そこであなたの才能は大きく花咲く気がする!本番は私も見に行くわ」

ファモニーは翼をはためかせると、再び空へと帰っていった。

「良かったじゃない、セナ。……あなたの歌は天使にだって通じたのよ!」

喜ぶミサキの言葉にセナが困惑したような顔で尋ねる。

「ねえ、ミサキさん。……そのアルティメット・フェスってどんな大会なんですか?なんで天使まで出てきちゃうの?」
「説明がまだだったわね……。ひとまずオーディション会場に行きましょうか!登録しなくてはいけないし」

ミサキがポケットから水晶玉のようなものを出すと手に掲げた。
眩い光と共に(プレイヤー名)たちの前に青白い扉が現れる。

「……これ、何?魔法?ミサキさんって魔法使いなんですか!?」
「私のコネで買ったの。普通の人間ではいけない場所にあるから。ほら、行くわよ!」

ミサキが扉を開き、(プレイヤー名)たちを案内するのだった。


少女は歌で
奇跡を起こせるのか!?

 7/3 15:00 - 7/22 22:59

開始前

ひしめくライバル!

少女の歌は奇跡を起こせるか?

オープニング


魔界にやってきた(プレイヤー名)たち。
悪魔のような巨大な顔が(プレイヤー名)たちの眼前に現れる。
「わっ、あれ、何……?」
「ステージのセットよ。襲いかかってこないから大丈夫」

ミサキの言葉にセナはホッと胸を撫で降ろした。

「アルティメット・フェスは様々な世界で毎年開かれてる究極のフェスよ。今年は魔界で開かれることになったから、魔族たちも気合入れてるんでしょ」
「知らなかった……。そんなフェスあったなんて」
「まあ、私のコネってやつね……。とにかく、このフェスに出れれば大注目を浴びることは間違いないの。あらゆる世界の人たちがセナのファンになるわ!」

ミサキが説明をしていると強烈な風がセナの背後から吹いてきた。
上空から龍に乗った少女が降りてきて叫んだ。

「さあ、スティバル、このフェスを破壊するっしょ!」

少女の言葉に巨大な龍はいななくと、会場を見渡して言った。

「当然ノコト……。我ガ炎デ焼キ尽クス!」

暴れ回ろうとする龍を見てセナは叫んだ。

「ちょっと……何をやってるの?ここはフェスをやる場所なんでしょ?壊したりしたらみんなが困るよ!」

すると少女が眉を上げて言った。

「構うもんか。毎回毎回、このヴォルテージ様を書類審査で落としやがるんだよね……。オーディションまでいけないなんてアタシって存在を舐めてるっしょ!だから潰すしかないっしょ!」
「落とされたからって、そんなことやっちゃダメだよ……」

「アンタはオーディションまでたどり着いたクチ?……そういう上目線ムカつくっしょ!」

いきりたつヴォルテージを見ていたミサキセナに呟いた。

セナ、あなたの歌の力、見せてあげなさい。嫉妬を起こさないくらいに実力を見せれば納得するはずよ!」

実力を見せる!

強いライバルに力を見せれば、より多くの【熱唱メダル】が貰えるみたい。
ライバルの情報は、他のプレイヤー達が「イベント掲示板」に書き込んでくれるからチェックしてみて……!

クエスト……。オーディションで認められるには必要なんだ……。

考えても仕方ないね……。行きましょ!

ステージを目指す!

楽歌披露バトル


セナの歌によってアイドルたちを滅ぼそうとしたスティバルが感動してしまい、ヴォルテージも実力を認めざるを得なくなった。

「フン……、今回は引きさがってやるっしょ!セナ、いつか歌唱力を上げてガチの戦いをアンタに挑むっしょ!」

ヴォルテージたちは去っていった。
セナ(プレイヤー名)たちはホッとしてオーディション会場に向かおうとした。
その時、背後から声をかけられた。

セナ!頑張ってるみたいだね!」

見覚えのある青年の姿にセナは驚いた。
セナが百貨店の屋上で歌っていた頃から応援している馴染みのファンだ。

ショウタさん!なんでここにいるの……?」

傍らにいたミサキが微笑んで言った。

「ここはセナにとって、アウェーじゃない?人間のファンが1人もいないんじゃ厳しいでしょ?そこで先に古いファンでもある彼に来てもらったってワケ」
「うん、僕も何か応援できないかと思ったんだ。さっきセナの歌を聴いていて、いつもの楽しい感じが出ればもっといいと思った!多分ちょっとだけ緊張してたんじゃないかな!」

ショウタのアドバイスを聞いて、ミサキがうんうんと頷きながらセナに言った。

「さすが!細かい所見てるわね……。まさにその通り。セナの良さをもっと出せば、きっとオーディションは通ると思うわ。そうだ!ファンの目線で見てもらったらいいんじゃない?」
「そっか……そうしたらもっと私の良さっていうのが出せるようになるのかも……!えっと、ショウタさん……いいかな?」

遠慮がちなセナの言葉にショウタが微笑む。

「もちろん!セナがうまくいくように応援するのが僕の務めだからね!僕も全力でエールを送るし、アドバイスもするよ!だから、セナ。歌を楽しんで歌ってよ!」

セナは小さく頷くとマイクを手に取るのだった。

楽しんで歌う

唱法習得バトル


楽しそうに歌うセナの歌を聴いてショウタは拍手をした。

「すごいよ、セナ!聴いてるだけでワクワクしてくるね!この調子で歌えばきっとオーディションは受かるはずだよ!」
「ありがとう。だったらいいんだけど……」

セナが嬉しそうに微笑んだ瞬間、ショウタの背後に輝く光球が飛来する。

「眩しい……。一体何!?」

次第に光球は孔雀の羽を纏った女性の姿へと変化し、セナを見つめて情感たっぷりに歌い始めた。

「あなたの歌を聴けばァ~、哀しき小雨が心に降りしきるぅ~人に真心伝えるならば~♪学べ豊かな表現力ぅ、このクジョウにぃ~♪」
「ええっ、教えてくれるんですか?」

その時、クジョウの上空から一角獣に乗った女性が歌いながら降りてきた。

「フェスで貴方を見つけた(見つけた)小柄な貴方を見つけた(見つけた)孤独な昼に教える、私、ササネの歌唱法(歌唱法)~♪」
「すごい……!!1人でデュエットしてる!それもまったく無理がない感じ!」

セナが驚いているとクジョウとササネが競うようにセナの前で歌い合った。

「あなたにしみじみぃ~道を示したい~♪」
「貴方の瞳を見つめて(見つめて)♪共に歌を歌いたい(歌いたい)」

ミサキセナにそっと囁いた。

セナ。教えたがりの参加者がいるなら、オーディション前に2人から歌い方を学んじゃうのも手じゃない!」
「そ、そうだよね……。私、もっとうまくなりたいし……頼んでみます!」

セナは小さく頷くとマイクを手に取るのだった。

歌唱法を学ぶ

嵐の1次審査!


セナクジョウたちに歌唱法を習うことで人の心を掴む情感豊かな歌い方をマスターすることができた。

「ありがとうございます……。お二人に教えてもらった歌唱法、アイドルソングでも役立てられそうです!」

セナの言葉にクジョウたちはがっくりと肩を落とす。
クジョウたちはセナに歌唱法を教え込むことで自分たちの後継者に仕立てようと思っていたようだが、セナのアイドルにかける情熱を知ると静かに諦め、オーディションの成功を祈って去っていった。

それから(プレイヤー名)たちは審査員に呼ばれ、ステージに上がった。

「これから第1次審査を始めます。まずは人間界代表のセナさんと、稲妻アバンギャルドさん!どちらも熱いステージを期待してるよ!」

審査員に紹介されると"稲妻アバンギャルド"の3人がセナを見つめる。
まずはギターを持っている女性が冷笑を浮かべて呟いた。

「へえ……。まあ、凡庸なアイドルって感じね……。冷静に勝負すれば私たちが負けることはありえないかな」

すると、キーボードを持っている女性が声を荒げて言った。

「ちょっとエレタギア!冷静に勝負するのなんてダメ!魂込めて情熱的にやらなきゃ相手にも失礼だよ!」

その2人をにこにこと見つめながら、ターンテーブルの前に立っている女性が緩やかに呟いた。

「ハイハイハーイ。にらみ合っている場合じゃないですよー♪セナさん!勝負だけど楽しくやりましょうねー!」

3人のプロとしての風格に少し気圧されながらも、セナも元気よく挨拶をした。

「私だって……応援してくれる人がいるから負けられません……!気持ちを込めて歌います!どうかよろしくお願いします!!」

セナの言葉に審査員は大きく頷くと、歌ってみるよう促すのだった。

歌でアピールする

失声呪解バトル


セナ稲妻アバンギャルドと歌を競うことで、いつも以上の力を引き出すことができた。
審査員たちはセナに1次審査合格を伝え、次の審査に進むようにと伝える。
選ばれなかった稲妻アバンギャルドたちはセナの力を認め、快く送りだしたのだった。
セナは一人になって集中力を高めるため、(プレイヤー名)たちには先に2次審査の会場に向かってもらうことにした。 広間で一人稽古をしているとヒップホップ調の歌を歌いながらMCが近づいてきた。

「YO!レペゼン王家!我が名はセメルティ。今日の運気は最高潮!開くぜ音楽の新王朝!」
「えーと、セメルティ……さん?あの、あなたもオーディション参加者ですか?」

セメルティセナを見つめるとマイクを手に取り呟いた。

「YO!お前の瞳に出ている弱気!チンタラしてたら奪うぜ勝機!ついでに分からすここのレジェンド!お前の運命、ここでジエンド!」

セメルティの言葉が響いた瞬間、セナの舌が凍りつく。
口を開き、懸命に声を絞り出そうとするが喉から漏れ出るのは小さな息だけだった。
慌てるセナセメルティは微笑んだ。

「声無きお前に価値はない。こうなりゃお前は勝ちもない!」

その時、巨大な軍艦がゆっくりと空から降りてきた。
軍艦の上で少女がセナを睥睨して叫ぶ。

「あなたがセナね!私はアウローラ。次の私の相手はアンタだって聞いたの。任務もあるから早く審査を終わらせたいのよ!さあ、早く会場に向かうわよ!」

セメルティはちらりとアウローラを見つめると呟いた。

「新たな参加者ここに登場!お前と同じ運命に同情!」

――ここに来たらダメ……。あの人もセメルティに声を奪われちゃう。呪いを解いて知らせなきゃ!

セナは呪いを解こうと、必死にマイクを握りしめて祈るのだった。

声を取り戻す

運命の最終審査


歌に導かれて集まった多くのファンたちの声援で自信を取り戻したセナセメルティの呪いを解き、声を取り戻すことに成功した。
アウローラはセメルティを倒した後、任務が入り審査を辞退することになった。

セナ、私の分まで頑張りなさいよね!自分を信じて歌えばアンタならいいセンいくと思うわ!」
「アウローラさん……。うん、私、頑張る!!もう弱気にはならない!」

アウローラに勝利を誓ったセナ(プレイヤー名)たちと合流し、無事に2次審査を通過し最終審査の会場へと向かう。
会場に入ると審査員はキリリと厳粛な顔でセナたちを見つめた。

「天界、魔界、人間界の優秀な方たちが出揃いましたね……」

ステージ上に佇んだ魔族の歌手がセナを見つめると、挑発的に指をさして言った。

「絶対的な絶望……。お前は今日それを知る……。このオレ、インフェラーによってな!」

インフェラーの傍らでは神々しい輝きを放つアイドルが呆れ声で呟く。

「もーっ、絶望なんて言ってると、私の歌で清めちゃうよっ!」
「黙れ、シャモン……。闇の落とし子、インフェラーを清めることなどできんな!」

争う二人を見つめ、セナもしっかりとした声で言った。

「私は絶望なんてしない……。応援してくれる人に誓ったんです!!前に進むって!」

セナの言葉に審査員は大きく頷くと叫んだ。

「皆さん、覚悟はできているようですね。それではフェスの一枠を賭けて最後の審査を始めるとしましょう!」

審査員が言葉を言い終えた瞬間、鮮やかなスポットライトが舞台を照らしたのだった。

最終審査に挑む

偶像真価バトル


感謝、希望、愛……。
ありったけの想いを歌に込め、セナは歌いきった。
曲が終わると審査員たちはセナを見つめて言った。

セナさん。君に決まりだ。是非、アルティメット・フェスでも頑張ってくれ。君ならきっと最高のステージを創れるはずだ!」
「えっ、私?……本当に!?やった、ミサキさん!私、フェスに出場できる!応援してくれたみんなにステージから感謝を伝えられる!!」

セナミサキに抱き着いた瞬間、黒い煙が現われる。
黒い煙はやがて一人の女性の姿になった。

「応援してくれたみんなに感謝を伝える?……何を言っているのかしら?」

審査員の顔が青ざめる。

ソルティスさん!わざわざ審査に顔を出すなんて……」

審査員の言葉にソルティスは冷やかな声で呟いた。

「ねえ、あなた達。大問題よ?アイドルの定義を履き違えている者を通すなんてね」

セナソルティスの言葉に不思議そうな顔をして尋ねる。

「アイドルの、定義……ですか?」
「そう、ファンはアイドルに全てを捧げ、アイドルはその力を奪って輝く存在よ。信仰とは手に届かないところにあるから生まれるの。それがわからない人はアイドルの資格がない!」

ソルティスの言葉にセナは興奮して叫んだ。

「そんな……。ソルティスさん、それは間違ってます!ファンの想いを受け取って、歌で恩返ししていくのがアイドルでしょう?」
「へえ。この魔界史上最高のアイドルに新人がお説教?面白いわね……。なら、どちらがアイドルとして強く輝けるのか歌で勝負しましょう。
ただし、私に負けたら、フェスへの出場はナシよ。偽りの実力者なんて私と共にステージに出る資格なんてないもの!審査員がどう言っても私が潰すわ。どう?」

「わかりました……。私、その勝負、受けます!」

セナは小さく頷き、マイクをしっかりと握りしめる。

――ファンを物みたいに扱うなんて間違ってる!私、これだけは絶対に許せない!

歌で想いを届ける

エピローグ


セナの渾身の歌を聴いたソルティスの瞳から、つうと輝く何かが落ちる。

「何、これ……!涙?この私が人の歌で涙を流すなんて……!!」

その様子を見ていた審査員が静かに呟く。

セナさんの歌はあなたの感情をも揺さぶったのです。ソルティスさん、あなたのような誰にも手が届かないカリスマ的なアイドルも稀有な存在です。しかし、セナさんのようにみんなに歌で希望や感動を与えるアイドルも素晴らしいと思います」

ソルティスは一瞬悔しそうに顔を歪めたが、すぐに穏やかな声で言った。

「希望と感動の力がこの短時間で更に成長を遂げたのね……。セナ、私と違う価値観、違う歌い方をするあなたが興味深いわ。フェスを楽しみにしているわよ!」

ソルティスは黒い煙と共に消失する。
そしてフェス当日ーー。

(プレイヤー名)ミサキと共にセナの楽屋にいた。
いよいよセナの出番がやってきた。
セナミサキの手をぎゅっと握り、感謝の言葉を伝えると、続いて(プレイヤー名)の傍に近づいて来て言った。

(プレイヤー名)さん、本当にありがとう。魔界で色々困った時に凄く助けられたこと忘れないよ。私が歌でしか恩返しできないけど、聴いててくれる?心を込めて歌うから!」

(プレイヤー名)は大きく頷くと、そっと手を握りステージに送りだした。
セナは小さく微笑み、ステージの方に足を進める。
鮮やかなスポットライトが輝き、曲が始まった。
大勢の観客の声援に包まれながら、光輝くアイドルがそこにはいた。
元気良くマイクを持ちながら歌う姿からは観客席にまで嬉しさが伝わってくる。
眩しそうに眼を細め、(プレイヤー名)もファンたちと一緒に声援を送るのだった。


story by 佐島但馬



アイテム一覧


熱唱メダル

秘匿の熱血メモ
芸能界を揺るがすスキャンダルが記された熱血記者のメモ。読むだけでいてもたってもいられなくなり、一定時間数倍の距離を逃走できる
スクープカメラ
大スクープをモノにするカメラ。カメラにこもった記者の情念の力で一気に逃走距離を得ることが出来る
パンクル・ピアスの欠片
マスコットキャラ、パンクルをモチーフにしたピアスの欠片。魔界産の金属″ロクンロル″で出来ており、持ち主の情熱に感応して輝く。ただし欠片であるため、ぼんやりとしか光らないようだ。
パンクル・ピアス
マスコットキャラ、パンクルをモチーフにしたピアス。フェス内のショップにも似せたグッズが販売されているが、これは一点もののオリジナル。激しい演奏中にキラキラと輝きパフォーマンスを盛り上げる。拾えばピアスを落としてしまった持ち主がお礼のセッションをしにくるはずだ。
ホームメモリー・バッグ
天麗孔雀羽
戦闘中に願歌謡神ササネクジョウから時々、得ることがあります。アイテムやキャラと交換することができます
七夕願歌フェア3000コインセット購入で以下の4種の限界突破アイテムからランダムで1つプレゼント!!
梅そうめん
程よい酸味が食欲をそそる梅そうめん。アイテム効果発動時におともの限界突破Lvが1と、攻撃力が11~14上昇する。
抹茶そうめん
ほんのり渋さを感じる大人の味の抹茶そうめん。アイテム効果発動時におともの限界突破Lvが1と、防御力が21~23上昇する。
純白そうめん
シンプルだけど飽きが来ない王道の純白そうめん。アイテム効果発動時におともの限界突破Lvが1と、体力が51~53上昇する。
柚子そうめん
爽やかな味わいを持つ柚子そうめん。アイテム効果発動時におともの限界突破Lvが1と、体力が21~23、攻撃力が6~8、防御力が11~14上昇する。

輝星のマイク(攻撃力:400以上)
アイドルの夢と信念が詰まったマイク。握って歌えば持ち主を星のようにステージ上で輝かせ、観客たちの心に希望を与える力を持つ。
泡巻貝のマイク(攻撃力:350以上)
深海に生息する珍しい巻貝を使ったマイク。歌と共に七色の泡を出して観客たちの目を楽しませることができる。別の使い道としては歌を泡に閉じ込めて遠くまで運ぶことも可能。
キャロットマイク(攻撃力:350以上)
ニンジンを愛する熱い気持ちが込められたマイク。このマイクで歌えば聴く者のβカロテンを適度に増やす力がある。免疫力がアップし観客の健康増進に役立つという。
【期間】7月3日 15:00~7月22日 22:59



戦闘概要

楽歌披露バトル詳細

7月4日 0:00 ~ 7月7日 23:59の期間限定で、ショウタが討伐対象として現れます
期間中は、毎日一定数の熱唱メダルを獲得した方に、豪華賞品をプレゼントします

メダル枚数 貰える景品
30,000枚 はがねの剣×1
60,000枚 バスタードソード×2
77,777枚 グレ-ドアップ景品
90,000枚 ショウタ
110,000枚 電磁警棒×1
140,000枚 MAR-308ライフル×1
180,000枚 44マグナム×1
230,000枚 輝援者ショウタ

※77,777枚達成で貰える景品は、各日達成することでグレードアップしていきます。

グレ-ド 貰える景品
グレ-ド1 上等なるヘラクレスの力×1
グレ-ド2 極上なるヘラクレスの力×1
グレ-ド3 伝説なるヘラクレスの力×1
グレ-ド4 究極なるヘラクレスの力×1

【9万枚達成でGET!!】12273 ショウタ

【23万枚達成でGET!!】または【ショウタを4体寄贈でGET】
12274 輝援者ショウタ

輝援者ショウタを5体寄贈でGET】
12275 愛注団長ショウタ

ショウタ討伐時の封印権利【★3以上】 MVP

唱法習得バトル詳細

七夕願歌フェアの開催を記念して本日7月8日 15:00 ~ 7月10日 23:59の約3日間限定で、願歌謡神ササネクジョウが討伐対象として現れる唱法習得バトルを開催します
クジョウは期間中全時間帯に出現し、願歌謡神ササネは期間中まれに出現します。

【交換で豪華アイテムGET】
戦闘中に願歌謡神ササネクジョウから時々、天麗孔雀羽を得ることがあります

バトルで得た天麗孔雀羽を他のアイテムやキャラと交換することができます

【天麗孔雀羽17個と交換】
12278 クジョウ
【天麗孔雀羽30個と交換】
12279 悟唄者クジョウ
【天麗孔雀羽70個と交換】
12280 慕情歌神クジョウ

交換リスト
究極なるバッカスの酒x1
必要天麗孔雀羽数:210個
究極なるヘラクレスの力x1
必要天麗孔雀羽数:210個
究極なるアテナの守りx1
必要天麗孔雀羽数:210個
伝説なるバッカスの酒x1
必要天麗孔雀羽数:105個
伝説なるヘラクレスの力x1
必要天麗孔雀羽数:105個
伝説なるアテナの守りx1
必要天麗孔雀羽数:105個
慕情歌神クジョウ
必要天麗孔雀羽数:70個
極上なるバッカスの酒x1
必要天麗孔雀羽数:60個
極上なるヘラクレスの力x1
必要天麗孔雀羽数:60個
極上なるアテナの守りx1
必要天麗孔雀羽数:60個
悟唄者クジョウ
必要天麗孔雀羽数:30個
アレスの叙事詩5行x1
必要天麗孔雀羽数:20個
クジョウ
必要天麗孔雀羽数:17個
教会のロウソク[星光]x1
必要天麗孔雀羽数:15個
銀のリンゴ[星光]x1
必要天麗孔雀羽数:10個
アレスの叙事詩1行x1
必要天麗孔雀羽数:5個

唱法習得バトルデイリーランキング
唱法習得バトル期間中は1日に集めた天麗孔雀羽の数によるデイリーランキングを毎日実施します!!

ランキング上位者にはレアキャラ哀唄者ササネをプレゼント
12277 哀唄者ササネ

ランキング プレゼント内容
1~50位
哀唄者ササネ
運命のチケット×30
51~200位
不思議なネックレス[1]×1
運命のチケット×10
201~300位
運命のチケット×5
301~500位
運命のチケット×3

嵐の1次審査!詳細

7/11 0:00 ~ 7/14 23:59の間、嵐の1次審査!を行います
期間中に出現する演奏者達と戦闘し、見事打ち勝つと熱唱メダルを獲得できます
各演奏者との戦闘で12万枚の熱唱メダルを得ると、それぞれの演奏者をプレゼント
【演奏者達】
12281 キーヴォット
12282 エレタギア
12283 ミキシアル
【嵐の1次審査!ランキング】
各演奏者との戦闘で得た熱唱メダル枚数によるランキングを実施します!!
ランキング上位者にはレアキャラをプレゼント
ランキングは、毎日行われる嵐の1次審査!デイリーランキングと、嵐の1次審査!開催期間(7/11 0:00 ~7/14 23:59)通して行われる嵐の1次審査!ランキングがあります

各ランキング報酬は以下の通りです
嵐の1次審査!デイリーランキング
 ※一例としてキーヴォットを対象に表記※
1~50位
打弦者キーヴォット
究極なるバッカスの酒×5
不思議なネックレス[1]×1
運命のチケット×10
51~100位
打弦者キーヴォット
究極なるバッカスの酒×3
不思議なネックレス[1]×1
運命のチケット×10
101~200位
打弦者キーヴォット
究極なるバッカスの酒×2
運命のチケット×7
201~300位
究極なるバッカスの酒×1
運命のチケット×5
301~500位
運命のチケット×3
501~700位
運命のチケット×1
総合1000位ランクインで貰えるキャラ
12284 打弦者キーヴォット
12285 六弦者エレタギア
12286 廻曲者ミキシアル

総合200位ランクインで貰えるキャラ
12287 キーヴォット・オーム
12288 エレタギア・ボルト
12289 ミキシアル・ビット

嵐の1次審査!ランキング
 ※一例としてキーヴォットを対象に表記※
1~200位
キーヴォット・オーム
打弦者キーヴォット
究極なる三賢者の祈りx1
201~1000位
打弦者キーヴォット

失声呪解バトル詳細

夏フェスキャンペーンの開催を記念して7/15 15:00 ~ 7/17 23:59の約3日間限定で、セメルティ麗歌艦姫アウローラが討伐対象として登場する失声呪解バトルを開催いたします
失声呪解バトルは、開催期間内に全ての協力バトルで与えたダメージを競うデイリーランキングです
ランキング上位に入るとセメルティ・キラーフロウや運命のチケットをGETできます

さらに7/15~7/17の期間中に与えた総ダメージ数を競う総合ランキングも開催
上位にランクインした方には唄艦士アウローラや限界突破アイテムをプレゼント

デイリーランキング上位でGET
【500位以内】でGET
12293 セメルティ・キラーフロウ

【1500位以内】でGET
12292 セメルティ

総合ランキング上位でGET
【150位以内】でGET
12291 唄艦士アウローラ

開催期間
日 期間
7/15 15:00 ~ 23:59
7/16 00:00 ~ 23:59
7/17 00:00 ~ 23:59
順位とプレゼント内容
デイリーランキング
ランキング プレゼント内容
1~150位
セメルティ・キラーフロウ×1
セメルティ×1
運命のチケット×20
151~300位
セメルティ・キラーフロウ×1
セメルティ×1
運命のチケット×15
301~500位
セメルティ・キラーフロウ×1
セメルティ×1
運命のチケット×12
501~800位
セメルティ×1
運命のチケット×7
801~1000位
セメルティ×1
運命のチケット×5
1001~1500位
セメルティ×1
運命のチケット×3
1501~3000位
運命のチケット×1
総合ランキング
ランキング プレゼント内容
1~150位
唄艦士アウローラ×1
究極なるバッカスの酒×5
究極なるヘラクレスの力×5
究極なるアテナの守り×5
銀のリンゴ[星光]×10
教会のロウソク[星光]×10
151~500位
究極なるバッカスの酒×3
究極なるヘラクレスの力×3
究極なるアテナの守り×3
銀のリンゴ[星光]×10
教会のロウソク[星光]×10
501~800位
伝説なるバッカスの酒×3
伝説なるヘラクレスの力×3
伝説なるアテナの守り×3
銀のリンゴ[星光]×10
教会のロウソク[星光]×10
801~1500位
伝説なるバッカスの酒×1
伝説なるヘラクレスの力×1
伝説なるアテナの守り×1
銀のリンゴ[星光]×5
教会のロウソク[星光]×5
1501~3000位
銀のリンゴ[星光]×3
教会のロウソク[星光]×3

運命の最終審査詳細

7/18 8:00 ~ 7/21 23:59の約4日間限定で階級別タイムリーランキングを開始致します
期間中はインフェラーシャモンが討伐対象として登場します!!

【開催時刻】
階級別タイムリーランキングでは、1時間で与えた総ダメージ数を階級別で競います
開催時刻は以下の通りです

7月18日~7月21日
8時,10時,12時
15時,17時,19時
21時,23時

【階級と貰える賞品】
階級とランキングで貰える賞品は以下の通りです
階級一覧
1~100位 スター専用マイク級
101~1000位 高性能マイク級
1001~2000位 新品マイク級
2001~3000位 中古マイク級
3001~5000位 オモチャのマイク級
5001位以降 壊れたマイク級

スター専用マイク級
1~25位 慈笑偶像シャモン
スパイク・バングル×6
冒険玉[星光]×30
26~70位 シャモン
スパイク・バングル×6
冒険玉[星光]×30

高性能マイク級
1~50位 シャモン
スパイク・バングル×5
冒険玉[星光]×15

新品マイク級
1~3位 シャモン
スパイク・バングル×4
冒険玉[星光]×12
4~70位 インフェラー
スパイク・バングル×4
冒険玉[星光]×12

中古マイク級
1~20位 インフェラー
スパイク・バングル×3
冒険玉[星光]×7
21~70位 スパイク・バングル×3
冒険玉[星光]×7

オモチャのマイク級
1~7位 インフェラー
スパイク・バングル×2
冒険玉[星光]×5
8~70位 スパイク・バングル×2
冒険玉[星光]×5

壊れたマイク級
1~3位 インフェラー
スパイク・バングル×1
冒険玉[星光]×3
4~70位 スパイク・バングル×1
冒険玉[星光]×3

偶像真価バトル

イベント最終日限定でソルティスが現れ、最後の戦いが行われます!!
7月22日0時からイベント終了までの間に20万枚の熱唱メダルを獲得した方にはソルティスをプレゼント致します

さらに0時、8時、12時、15時、19時、21時、22時台に各1回ずつ、吸魂唄魔ソルティスが討伐対象として出現します

1~50位 吸魂唄魔ソルティス
51~100位 運命のチケット×10枚
101~300位 運命のチケット×3枚
301~500位 運命のチケット×1枚
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