征天記 -秋時雨のいくさ人-
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08-征天記 -秋時雨のいくさ人-
9/30 - 10/24 22:00
プロローグ
あちこちで雄叫びがあがり、刀や槍のかちあう音が聞こえる。突然現れた風景に戸惑っていると背後から声をかけられた。
「貴様ら、どこの隊の者だ!?」
振り向くと、そこには赤い甲冑を身に纏った武士らしい男がいた。胸元から小さな猿が1匹顔を出し、こちらを見て何やらけたたましく鳴いている。
「甲冑もつけずにそのような出で立ちで戦場にいるとは、なんとも傾(かぶ)いた奴らよ……気に入った!その様子からすると、もともとの隊から見放されたのだろう。俺が貴様らを拾ってやる!」
状況がさっぱりわからず。(プレイヤー名)が説明を求めると、男はこう告げた。
「戦で記憶が混乱しているのか?いいか、今は合戦の最中”敵は冥府より蘇りし覇王だ!その首級を獲り武功をたてろ!」
エピローグ
「俺は覇王を裏切り討ち滅ぼしたことを、後悔したことは一度もない。だが覇王に憧れ、その物語りの助けとなりたいと願った自分がいたことも、また確かなのだ」
ホムラが(プレイヤー名)にそう語りかける。
「俺は覇王の夢を引き継ごうと思う。覇王が果たせなかったことを、覇王が出来なかった方法でやるのだ」
「俺を慕う者たちを裏切らずに、俺なりのやり方でこの天下を統一してみせる……お前にそれを誓わせてくれ、(プレイヤー名)」
ホムラの元に家臣たちが集まる。誰の瞳にも迷いの色はない。ひとつの物語りが終わり、今ここから、また新しい物語りが始まるのだ。
世界が紅く染まる季節が、すぐそこまで来ていた。
【征天記~秋時雨の戦さ人~:完】
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